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XTC『Mummer』の名誉回復を!

さて、無理やり捩じ込む音楽の、XTCのお話。

XTCのファンの間で人気のあるアルバムはというと、大体

・Black Sea('80)
・English Settlements('82)
・Oranges&Lemons('89)
・Nonsuch('92)

の4つになるようである。

b0018694_20383743.jpgでは、いちばん不人気なアルバムはどれかというと、圧倒的な支持をもってこれになるらしい。
1983年に発表されたアルバム、『Mummer』である。
その不人気を証明するかのごとく、セールス成績が悪いXTCの作品の中でもぶっちぎりで売上げがいちばん悪い。

これは、アンディの神経症が原因で、その後のライブ活動をいっさい止めることになってすぐ後に発表されたものだ。

確かに、これぞライブバンドです! という体温の高い音が盛り込まれている『Black Sea』が好きな人には、
退屈で眠たい音にしか聴こえないだろう。しかし、私はこのアルバムが大好きだ。
なんといっても、最初に彼らの音楽に触れたのがこのアルバムだからだ。
1曲目の『Beating of hearts』なんて、いかにもアンディらしいヒネクレが利いていて楽しい曲だと思うけど。

私はこのアルバムを聴くと、春の穏やかで長閑な昼間を連想する。
ミディアムテンポで、優しいカンジの曲が多い。
いちばん好きな曲は、自分でもちょっと不思議だけど(かなり地味だから)『Love on a Farmboy's wages』
その次に好きなのが、好きな女性を喩えて歌った『Ladybird』。雨上がりの夕方を連想するステキな曲だ。
CDにおまけで入っている5曲も、ぜんぶ好きだ。『Toys』、好き。
それから、コリンの歌ではシングルにもなった。『Wonderland』『In loving memory of a name』、くぅー、いい曲だ!

まぁ、早い話、私はこのアルバムの全ての曲が好きなのだ。

アンディが、身も心も摩り減り疲れきった状態で喧しいギターの音から離れたくて作った、というのがとてもよく分かる。
心の安寧を求めて作ってみたらこうなりました、というところか。
(しかし、ラストの『Funk pop a roll』は、ちょっとだけ「ロックしたくて」作ったみたいだけど)
アンディもこのアルバムはお気に入りで、ファンの間で不評なのがご不満の様子。

ファンの皆さん、このアルバムはいいよ。ちゃんと聴いてみて。
少なくとも私は『Nonsuch』よりははるかにたくさん聴くなぁ。
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by yeppun_i | 2005-03-30 20:59 | 音楽